採用担当者に響く!看護師転職 志望動機の書き方のコツ

<大切な3つ>看護師の志望動機の書き方

 

志望動機を書くときには下記3つを意識する必要があります。

<例文>看護師の志望動機


前職では、内科病棟で約5年間、主に慢性疾患の患者様を担当し、様々な治療過程での看護を学びました。

 特に患者様の生活の質向上を目指した看護に深く関心を持つようになりました。

貴院は、急性期から回復期、そして在宅医療まで幅広いサービスを提供されており、患者様の長期的なケア  を重視されていることに魅力を感じています。

私のこれまでの知識と経験を活かし、貴院でより包括的な看護を学びながら、
 患者様一人ひとりに合わせたケアを提供できるよう尽力したく、志望いたしました。

 

 

 

①学んだこと・感じたこと

これまで経験した病棟や診療領域で、主に担当してきた患者様や疾患に触れながら、その中で学んだことや感じたことを簡潔に伝えます。また転職を考えた背景や理由についても触れます。


(例)
 慢性疾患を持つ高齢の患者様に寄り添う中で、日常生活を支える看護に関心を持つようになりました。
    また、急性期病棟で忙しく退院される患者様を見送るたびに、
    退院後のサポートをより充実させたいと感じるようになりました。
                                      ...など

 

②志望する病院・施設の特徴や魅力

求人情報や病院のホームページ、見学などで得た、応募先特有の特徴や魅力について言及します。
これまでの経験や感じたことと合致する部分を伝えるようにしましょう。

(例)
 働きやすさと福利厚生/患者中心の医療/多職種連携が進んでいる  ...など

 

③目指す看護/活かせるスキル・強み

応募先で今後どのような看護やケアを行なっていきたいか、また自分の経験や強みをどのように活用していきたいかについて、熱意を込めて伝えます。

(例)
 新たなスキルを身につけたい/さらに◯◯分野の専門性を高めたい   ...など

 

 

志望動機を書くときのポイント6つ

①具体的な経験を盛り込む

これまでの経験を具体的に説明し、自分がどのような状況でどんな患者様に対応をしてきたのかを示します。
特に自分が学んだことや感じたことを振り返り、その経験が今後どのように活かされるかを明確にすることが重要です。

(例)
 急性期病棟において、術後ケアや急変対応に携わってきた経験があります。
 この経験を活かし、新しい職場でも急性期患者のバイタルサインの変化に敏感に対応し、
 迅速な判断で適切な看護を提供できます。
 また、多職種との連携を通じてチーム医療における協調性を培ってきたため、
 今後も円滑にチーム内でのコミュニケーションを図り、患者様に最適なケアを提供していきます。

 

②応募先の病院・施設の特徴と共感点を挙げる

応募先の病院や施設が持つ理念や特徴に共感している点を伝えましょう。
これは求人や病院のホームページ、見学などから得た情報を基にして、具体的にどの部分に魅力を感じたかを記述します。

(例)
 貴院の地域に密着した医療体制に共感し、患者様の長期的なケアに取り組む姿勢に魅力を感じました。

 

③志望理由を明確にする

なぜその病院や施設で働きたいのか、具体的な理由を述べます。
他の施設ではなく、応募先を選んだ理由を示すことで、説得力が高まります。
自分のキャリアプランと結びつけると効果的です。

(例)
 患者様の退院後の生活支援にも力を入れている貴院で、これまでの経験を活かし、
 さらに質の高いケアを提供していきたいと考えています。

 

④自分の強みをアピールする

これまでの経験の中で培った強みやスキルを強調しましょう。
自分が得意とする看護領域や得意な技術、またはリーダーシップなどを具体的に示すことで、即戦力としての自分をアピールできます。

(例)
 チーム医療の一環として、医師や他のスタッフとの連携を重視しながら働くことを得意としています。

 

⑤将来の目標や成長意欲を示す

応募先でどのように成長していきたいか、またどんな看護師になりたいかを明確にしましょう。
将来のキャリアプランを描くことで、長期的に貢献できる人材であることをアピールします。

(例)
 貴院でさらに在宅看護についての知識を深め、患者様の生活を支える包括的な看護を実践していきたいで す。

 

⑥相手に共感を呼ぶ言葉を使う

自分だけの一方的な主張ではなく、患者様やチーム全体に対する思いを含めると、共感を得やすい志望動機になります。患者様への思いを丁寧に伝えることで、応募先に対する誠実な姿勢が伝わります。

(例)
 患者様一人ひとりに寄り添い、その方の生活や価値観に合わせたケアを提供したいと考えています。

 

 

志望動機が思い浮かばない...そんなときは?

①学びたい意欲を伝える

志望動機が明確に見つからない場合でも、その仕事や業界に興味を持ち、成長やスキルアップをしたいという意欲を伝えることは重要です。

(例)
 この業界については学びの途中ですが、貴院で経験を積みながら、
 新しい知識を身につけていきたいと考え ております、◯◯の分野に特に興味があり、
 貢献できるよう努力したいです。

 

②将来のキャリアプランを語る

「現時点で明確な動機がない」としても、将来的な目標を示すことで、仕事を通じてどのように成長したいかを表現することができます。

(例)
 「将来的には、◯◯の分野で専門的なスキルを深め、
 貴院の成長に貢献できるようになりたいと考えています。
 そのために貴社での経験を通じて成長し、長期的に活躍したいです。

 

志望動機の次は?

①履歴書・職務経歴書の最終確認
②面接の準備(志望動機や一般質問の対策)
③応募先研究の再確認
④書類提出
⑤面接日程の調整・準備

これらを順次進め、応募先に対して最善の準備を整えてください。

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