ママさんナースの転職のポイントとは？！

育休産休を取り、慣れ親しんだ職場に復帰したかったけれど、様々な事情からできなかったママさんナースも多いはずです。

「育児も少し落ち着いてきたし、そろそろ転職活動をしようかなと思うけれど、ゼロからの転職活動って一体どうすれば成功するの？」

というママさんナースのために、今回は転職を成功させるための3つのポイントをお話しします。

1.具体的な計画を立てる

独身であれば、転職の時期は自分だけで決められるもの。
しかし、子育て中のママさんナースはそう上手くいきません...
働く時間や場所によっては、子供を預ける時間や場所も選ばなければなりません。

例えば、自分が子供の送り迎えをしなくてはいけないのに、残業になってしまったら、子供はどうなってしまうのでしょうか。

逆に、子供のためとはいえ、勝手にシフトに穴を開けてしまったら、同僚だけでなく患者さんにも迷惑をかけてしまいます。
そのためにも、ママさんナースは復帰前にできる限り具体的な計画を立てておくことが必要になってきます。

⚫︎計画を立てるための視点とは？

それでは具体的な計画を立てるためには、職場や保育園など、どのような視点で選ぶべきなのかを考えてみましょう。

・保育園：公立保育園の場合、自分が希望する時期に必ずしも入園できるとは限りません。待機児童の多い地域であれば、私立保育園や保育ママなども視野に入れ、近隣の保育施設を調べてみましょう。

・職場：自宅や保育園からのアクセスが良い場所かどうかはもちろん、勤務時間について融通はどのくらいきくのか確認しておきましょう。

・勤務時間：平日のみの日勤で、週何日働けるのか。保育園の送迎に間に合う時間内で働くことはできるのか。

・雇用形態：常勤、非常勤ではどちらが自分にとってメリットがあるか考えて選びましょう。勤務時間に融通が利くのは一般的には非常勤。しかし有給やボーナス、福利厚生などを考えると常勤の方が断然いいということもあります。

2.無理のない働き方を選択する

いよいよ転職活動！と思ったものの、自分のこれまでのキャリアや今後の働き方を考えると

・自分の今までの経験が活かせるところがない

・病棟勤務の経験しかないから病棟がいい

・キャリアアップしてバリバリ働きたい

・離職率の低い職場環境の整おったところがいい

など色々と希望が出てきますよね。
確かにそれは今後のモチベーションにも繋がる大事な事です。

しかし、優先順位を考えて転職活動をしなければ、
子育ても仕事もいっぱいいっぱいになってしまうでしょう。
ママさんナースは子育てをしながらというのが大前提なのです。

以前のように常勤／夜勤・残業ありという働き方は、
そう簡単に選択できないという人が多いのではないでしょうか。

常勤・非常勤の場合の働き方から、どちらの働き方が自分に合っているのか、
メリット・デメリットを考えてみましょう。

非常勤の場合（平日／週3〜5日勤務）

常勤の場合（週5日）

時間と給料面が決定的に違うということもありますが、常勤と非常勤で比較してみると、
その負担はやはり常勤の方が重いといえます。

ゼロから転職を始めるママさんナースは、まずは時間的に余裕のある非常勤の仕事を選ぶと、
ママも子供も無理なく働き始めることができるのではないでしょうか。

3.一人で頑張りすぎないこと

仕事をして家事をして子供の世話をすることは、本当に大変なことです。

なんでも自分一人でやろうと思うと、いつかはパンクしてしまうことも...。
それではせっかくの転職も辛いものになってしまいます。

一人で頑張りすぎず、家族に協力がお願いできそうなことはお願いするようにして、
時には自分のリフレッシュタイムも確保しましょう。

◉先輩ママさんナースが工夫した点

ここで知り合いの先輩ママさんナースが転職後に工夫した点を紹介します。

⚫︎育児や家事の分担について
【パパに協力してもらえそうなら育児や家事を頼む】
子供とお風呂、寝かしつけ、洗い物など

⚫︎保育園送迎について
【実家が近くにある人】
祖父母に登園・お迎えをお願いする
週一は両親の家にお泊まりし、翌日保育園に送ってもらう

【実家が近くにない人】
登園またはお迎えのどちらかパパにお願いする
知り合いや友人に頼む

⚫︎リフレッシュについて
自分を褒める、惣菜／外食を利用する、時には一人で好きなことをする時間を持つ

4.終わりに

ママさんナースの転職活動は、自分の希望以外にあれこれ考えながら、
行うことが求められます。

しかし、あれこれ考えることに悲観的にならないで下さい！
大変かもしれませんが、具体的な計画を立てた転職ならば、後悔はきっと生まれにくいと思います。

どうか、楽しみながら働きたいという気持ちも忘れず、ぜひ自分に合った転職を実現してくださいね。
ママも子供も心豊かに成長できますように...