看護師の転職が多くても大丈夫。履歴書で“あなたらしさ”を伝えるコツ

1. はじめに:転職が多いと、履歴書に書きづらい…そんなお悩みに寄り添います

「転職回数、多すぎるかな…」
「正直に書いたら、印象が悪くなりそう…」
「履歴書、どう書いたらいいのか分からない…」

そんなふうに感じて、履歴書を書く手が止まってしまうこと、ありますよね。
とくに看護師さんは、ハードな勤務や人間関係、ライフイベントなどで環境が変わりやすく、転職回数が多くなることも珍しくありません。

でも、何度も職場を変えてきたのは、「自分に合う場所を探したい」「無理せず続けられる働き方をしたい」という、あなたなりの思いや努力の結果のはずです。

今回は、そんなあなたが自信をもって次の一歩を踏み出せるように、
「転職が多いときの履歴書の書き方」にフォーカスしてお伝えしていきますね☺️

 

2. 看護師は転職が多い職種?転職はめずらしくありません

実は、看護師という職業は「転職が多い業種」としてもよく知られています。
理由としては…

  • 夜勤や不規則なシフトで体調を崩しやすい

  • 強い上下関係や人間関係に悩みやすい

  • 結婚・出産・育児などのライフイベントが多い

  • スキルアップや診療科の変更などで職場を変えることも

つまり、転職回数が多い=特別なことではないんです。


あなただけじゃなく、多くの看護師さんが同じように「環境や働き方」を見直しながら、自分に合う職場を探しています。

まずはその事実を知って、「わたしだけじゃないんだ」と、少し安心してくださいね🌿

 

3. 転職が多いときの「履歴書」の基本ルール

履歴書を書くとき、まず気になるのが「転職歴、全部書いて大丈夫かな…」ということですよね。

特に何度も職場を変えてきた方にとっては、「正直に書いて印象が悪くならないかな?」という不安もあると思います。

でも大丈夫。

履歴書は“ただ羅列するだけ”の紙ではなく、「あなたがどう歩んできたか」を伝えるための大切なツールなんです🌸

ここでは、転職が多い看護師さんが履歴書を書くうえで押さえておきたいルールやコツを解説していきますね。

 

①職歴はどこまで書く?省略していいケースはある?

基本的には、3ヶ月以上働いた職場は記載するのがベストです。

たとえ短期間だったとしても、正式に雇用されていた場合は「書いておくのが安心」。

ただし、以下のようなケースでは省略しても問題ないとされています。

💡省略してもOKな例:

  • 単発バイト・スポット派遣など(1週間未満)

  • 資格取得のための研修やインターン

  • 入職直後にやむを得ない事情で辞めた職場(例:家庭の事情、体調不良など)

📝ただし、面接などで職歴に空白があると質問される可能性があるので、説明できるように準備しておくと安心です。

 

②「嘘」は絶対NG。でも“見せ方”は工夫できる

職歴をごまかして少なく見せたくなる気持ち、わかります。
でも、履歴書は「信頼の第一歩」。
あとから矛盾が出てしまうと、不採用につながるリスクもあるんです。

そのかわり、“見せ方”は工夫できます。

  • 関連性の高い職歴を職務経歴書で丁寧に記載

  • 短期間の職歴は簡潔にまとめて、重たく見せすぎない

  • 時系列で見やすく、整理された印象にする

📌例:

2020年4月〜2021年3月 ○○病院 内科病棟勤務
2021年4月〜2021年9月 △△クリニック パート勤務(家庭の都合で退職)
2021年10月〜2023年12月 □□病院 回復期リハビリテーション病棟勤務
 
転職回数よりも、「どういうふうに働いてきたか」が伝わる書き方ができると安心です◎
 

③ 空白期間はどうする?ブランクがあるときの書き方

「子育てや介護でしばらく働いていなかった」
「心と体を休めるために少しお休みしていた」

そんな空白期間があると、「どう説明すればいいのかな?」と悩む方も多いですよね。

📝このように書くと、やわらかく伝えられます:

  • 「2022年4月~2023年3月 家庭の事情により一時離職」

  • 「2021年10月~2022年6月 療養のため自宅療養」

ポイントは、「今はもう働ける状態である」ことが相手に伝わるようにすることです🌱
無理に隠す必要はなく、あくまでシンプルに、前向きに書けばOKです。

 

④「退職理由」は書く?どこまで正直に伝えるべき?

履歴書には基本的に退職理由を書く必要はありません
採用担当者も、履歴書の職歴欄には「事実」をシンプルに並べてくれることを期待しています。

ただし、面接や職務経歴書の中で退職理由を伝える場面は出てきます。
そのときに「どう伝えるか」を意識して準備しておくのがポイント✨

転職が多い場合は、面接官の「なぜ?」に答えられるように、一貫性のあるあなたなりの軸を持っておくと安心ですよ。

 

⑤ 履歴書を書くときのマナーとおすすめの書き方

  • フォーマットはPCでも手書きでもOK(最近はPCが主流)

  • 写真は清潔感あるものを用意(スーツが無難です)

  • 職歴は時系列で整理し、余白をうまく使う(ごちゃっとしない)

  • 最後に「以上」を忘れずに

💡A4サイズ・シンプルな履歴書テンプレートが使いやすくおすすめです。

 

 ⑥たくさん職歴があっても大丈夫。「整理して、伝わる形に」

履歴書が2ページになってもOK。
大切なのは、“採用担当者が見てわかりやすい”こと。

たとえば、

  • 診療科や病棟の特徴をカッコで一言添える

  • 非常勤・常勤の区別がつくように明記する

  • 繰り返し似た職場の場合はひとまとめにする書き方もあり

 

📘まとめると…

✔ 職歴は原則正直に
✔ 嘘はNGだけど、書き方は工夫できる
✔ 空白期間や短期勤務は説明があればOK
✔ 伝わる履歴書を意識して、自分らしく整えることが大切

「履歴書って、“自分のことをうまく説明する道具”なんだ」
そう思ってもらえるだけで、ちょっと肩の力が抜けてくるはずです🍀

 

4. 職務経歴書との役割分担|履歴書だけで勝負しない!

履歴書は「事実の整理」、
職務経歴書は「あなたらしさのアピール」。

履歴書には、病院名や勤務期間などを淡々と記載しますが、
あなたがどんな看護をしてきたのか、どんな思いを持っていたのかまでは、履歴書だけでは伝わりきりません。

そこで職務経歴書の出番です💡

  • 配属先(診療科、病棟の特徴など)

  • 業務内容(処置、対応患者層、1日の流れ)

  • 工夫したことや印象的だったこと

  • 退職理由と、そこからの学び

などを職務経歴書に丁寧に書いていくと、転職回数が“マイナス”ではなく“厚みのあるキャリア”として伝わります。

 

5. 転職回数の多さをマイナスにしない“前向きな伝え方”

「辞めた理由」は書かなくてOKですが、面接や職務経歴書で触れる場合は、必ず“前向きな表現”で伝えるのがポイントです。

🌱人間関係が理由の場合

NG: 人間関係が悪くて辞めました
OK: チームワークを大切にしたく、協力し合える職場を探すようになりました

 

🌙夜勤や体調が理由の場合

NG: 夜勤がきつくて続きませんでした
OK: 長く看護を続けるために、日勤中心の働き方を希望しています

 

👪育児や家庭との両立が理由の場合

NG: 子どもが小さいので働けませんでした
OK: 育児が落ち着き、今は日中の勤務が可能になりました

 

🧘忙しすぎて…が理由の場合

NG: 業務が多すぎてしんどかったです
OK: 患者さん一人ひとりに丁寧に関われる職場を希望しています

 

📌ポイントは、「辞めた理由」よりも「これからどう働きたいか」にフォーカスすることです。


言葉を少し整えるだけで、あなたの思いがやさしく伝わりますよ💕

 

6. 採用担当者が本当に見ているのは「履歴書の行数」ではなく「人となり」

転職回数の多さそのものを、採用担当者は“イコール不採用”とは見ていません。
本当に見ているのは、こちら。

  • 転職理由に納得できる背景があるか

  • 次は腰を据えて働いてくれそうか

  • 自分を振り返ることができているか

  • 柔軟性や誠実さがあるか

だからこそ、履歴書や職務経歴書には、
**「なぜこの道を歩んできたのか」「これからどう働きたいのか」**が感じられることが大切なんです🌿

 

7. よくある質問Q&A

履歴書を書くとき、「これって書いたほうがいいの?」「どう書けばいいの?」と不安になってしまうこと、ありますよね。

ここでは、看護師さんからよくいただくご相談をもとに、小さなことに見えるけれど、いざ自分で書くとなると悩んでしまうポイントについてお答えしていきます☺️

Q1:3ヶ月で辞めた職場も書いた方がいいですか?

A:基本的には書いた方が安心ですが、状況によっては省略もOKです。

3ヶ月以上働いていた場合は、できるだけ履歴書に記載するのがベターです。
ただし、やむを得ない事情(家庭の都合や体調など)ですぐに退職した場合は、省略する選択もあります。

ただし、空白期間が生じる場合は、職務経歴書や面接での補足説明が大切です
「履歴書に書いていない=ごまかした」とならないように、正直さと一貫性を意識しましょう🌿

 

Q2:アルバイト・パート勤務も書いたほうがいいですか?

A:看護業務としての経験があれば、できるだけ書くのがおすすめです。

常勤に限らず、パート・非常勤・単発の訪問看護などでも、
「どんな現場でどんな看護をしてきたか」を伝えることができれば、十分にアピールポイントになります◎

短時間勤務でも、ブランク明けのリスタートや、家庭との両立など、あなたらしい働き方としてしっかり評価されることもありますよ💕

 

Q3:ブランクがあるのですが、不利になりますか?

A:まったく問題ありません。大切なのは“今働けるかどうか”です。

出産や育児、介護、自分の体調のために、看護から少し離れていたという方もたくさんいらっしゃいます。

大切なのは、「今は働ける環境が整っている」「また看護に戻りたい気持ちがある」という意欲を伝えること。

✔ 「2022年4月〜2023年3月:育児のため一時離職。現在は日中勤務が可能」
など、シンプルに書くだけで大丈夫です◎

 

Q4:履歴書は手書きじゃないとダメですか?

A:パソコンで作成してOKです◎最近はデータ作成が主流になりつつあります。

手書き=気持ちがこもっている、という印象を持つ人事担当者もいますが、
多くの職場では「読みやすさ」「見やすさ」が重視されており、PC作成で丁寧に整ったものの方が好印象な場合も。

ただし、面接に持参する場合は印刷して提出を忘れずに!
プリンターがない方はコンビニ印刷でも十分です☺️

 

Q5:履歴書の“写真”、私服でもいいですか?

A:できればスーツやジャケットなど、フォーマルな服装がおすすめです。

私服で撮った写真でもマナー違反というわけではありませんが、
採用担当者が受け取ったときに「きちんとした印象」を持ってもらうためには、スーツやジャケットを羽織ったスタイルが安心◎

もしスーツがない場合でも、

  • 襟付きのシャツ+カーディガン

  • シンプルなブラウス+ジャケット風の羽織り

など、“清潔感”と“きちんと感”を意識した服装で撮影すれば問題ありません✨

髪型やメイクはナチュラルに、背景は白・グレーなど落ち着いたものを選ぶと、より好印象ですよ📸

履歴書の写真についてはこちらの記事で詳しく説明しています✨

👉看護師の履歴書、写真はどうする? 転職で好印象を与える撮り方&服装マナー

 

Q6:履歴書に志望動機は必要ですか?

A:はい、必要です。短くても“あなたの言葉”で書くのが大切です。

看護師の履歴書でも「志望動機」は採用担当者がしっかり見るポイント。
長く書く必要はありませんが、なぜこの職場を選んだのか、どんな看護をしたいと思っているのかをやさしく伝えましょう。

たとえば…

「患者さん一人ひとりと丁寧に向き合う看護がしたく、貴院の理念に共感して応募いたしました」

といった一文でも、思いがきちんと伝わります✨

 

8. 迷ったら、プロと一緒に。履歴書の添削や相談もできます☺️

転職回数が多いときの履歴書、ひとりで悩むのはとても大変ですよね。
「どう書けばいいか分からない…」と不安になったら、ぜひナースハーバーのキャリアアドバイザーにご相談ください📱

履歴書の添削はもちろん、職務経歴書のアドバイスや面接の練習などもLINEで無料サポートしています。

あなたの強みを一緒に見つけて、「自分らしい転職」ができるようにお手伝いします💙

 

9. まとめ:あなたの経験にはちゃんと意味がある。自信をもって次の一歩へ

転職回数が多いと、自分に自信が持てなくなってしまうこともあるかもしれません。
でも、それぞれの転職には、あなたなりの理由があって、あなたなりの成長があるはずです。

履歴書は、ただの“職歴の羅列”ではなく、あなたの歩んできた人生を伝えるもの。
「転職回数が多いから不利」ではなく、「その分、自分のことを理解している人」こそが、選ばれる時代です。

あなたの経験が、きっと誰かの力になる!
そう信じて、自信を持って次のステップへ進んでくださいね🌸

 

転職に迷ったら、ナースハーバーにご相談ください

転職回数が多いことに不安を感じたり、履歴書の書き方に悩んだり。
そんなときは、一人で抱え込まずに、私たちナースハーバーにご相談ください🌸

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