看護師の平均年収は?手取り額やボーナス、給与の全貌を徹底解説

 

看護師は「高収入」というイメージを持たれることが多いですが、実際の年収や給料はどれくらいなのでしょうか?

ここでは、看護師の平均年収や手取り額、ボーナスのほか、看護師の給料事情を詳しく解説します。

 

看護師の年収・給料内訳

・基本給
・夜勤手当
・残業代(時間外手当)
・ボーナス

内訳は上記4つが主なものです。


また、通勤手当や家族手当、住宅手当などの各種手当が追加されることが一般的です。
主な4つの手当について、詳しく見ていきましょう。

 

看護師の基本給

基本給とは、手当などを含まない基礎となる賃金のことを指します。残業代やボーナスの計算基準にもなる重要な金額です。

日本看護協会のデータによると、新卒看護師の基本給はおおよそ20万~21万円で、10年目の非管理職の看護師では約24.8万円となっています。

施設の種類や役職の有無によっても異なりますが、看護師の基本給は約20万~21万円からスタートし、年に4,000~5,000円程度昇給し、10年目には25万円前後になるのが一般的です。

 

看護師の夜勤手当

看護師の年収や給与の中では、「夜勤手当」が大きな割合を占めています。

シフト制平均手当額平均回数平均手当額×回数
2交代制11,368円4.9回55,703円
3交代制 準夜勤4,234円7.5回31,755円
3交代制 深夜勤5,199円7.5回38,992円

このデータから見ると、看護師は毎月の給与の中で、夜勤によって約3.1万~5.5万円を稼いでいることがわかります。

つまり、平均年収508万円のうち、約40万~65万円は夜勤手当によるものという計算になります。

このことから、負担の大きい夜勤が高い給与の一部を支えている実情がうかがえます。

 

看護師の残業代

看護師の収入において、残業代が占める割合は比較的小さい傾向にあります。

厚生労働省の調査によると、看護師の1カ月あたりの残業時間は平均で6時間、日本看護協会の調査では5.2時間とされています。

これらのデータや基本給を基に、残業代(時間外手当)を計算すると、月に約1万~1.2万円程度、年間では12万~14万円程度になる計算です。

 

看護師のボーナス

看護師の年間ボーナスの平均額は85万6500円です。

通常、看護師のボーナスは年間約40万円から始まり、40代~50代にかけて約100万円に達するのが一般的な傾向です。

新卒看護師が初めて受け取る「夏のボーナス」は、5万~10万円程度か、場合によっては支給されないこともあります。

ボーナスは、一定期間の業務実績に基づいた評価に対して支給されるため、まだ実績の少ない新人看護師の夏のボーナスは、期待できる金額が少なく、寸志程度に留まることが多いです。

 

新卒看護師の初任給

日本看護協会の調査によると、新卒看護師の総支給額(基本給と各種手当を含む)は、およそ26万~27万円です。

これに対して、初任給の手取り額はおおむね21万~22万円程度となります。

学歴初任給
専門卒26万6558円(うち基本給:20万4950円)
大学卒27万4752円(うち基本給:21万963円)

 

男女別の年収・給料

 平均年収平均月収平均ボーナス
男性看護師525万7000円36万5100円87万5800円
女性看護師506万1400円35万600円85万4200円

 

看護師の年収を男女別に比較すると、男性看護師の方が約19.6万円ほど高いことがわかります。

女性看護師は、子育てなどで働き方に制約があるケースが多い一方、男性看護師は大規模な病院に勤務する傾向があり、家族手当が多く支給されることが年収の違いに影響していると考えられます。

 

助産師・保健師・准看護師の平均年収




まとめ

看護師の平均年収は、確かに比較的高めではあるものの、夜勤手当が大きな割合を占めていたり、昇給が難しい点もあるため、単純に「高収入な職業」とは言い切れない部分があります。

看護師の人手不足は依然として深刻であり、新型コロナの影響で国による給与引き上げ施策が実施されましたが、その恩恵を受けられるのは一部の看護師に限られ、全員が待遇改善を感じられているわけではないようです。
看護師という職業がさらに魅力的になるためには、待遇や労働環境の改善が求められており、その期待はますます高まっています。

 
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